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2013年2月8日金曜日

2013-02-08


【東京市場】調整の意識も下値限定的
前日のドル円94円示現で、円安の進行に一服感が出ており、やや様子見ムードの展開に。
東京株式市場も、前日の急騰の後だけにさすがに利益確定の動きがでて頭を抑えられる展開となっており、
市場の様子見ムードに一役。
もっとも、93円台前半では買い意欲がしっかり入るなど動きは限定的。
日本だけでなく海外勢もまだまだ円安シナリオ継続という見方が大勢となっており、下がったところではしっかりと買いが入るという展開に。ユーロは、今日のECB理事会を前にやや様子見となっているが、
懸念された理事会後のドラギ総裁によるユーロ牽制発言はないという見方が広がっており、下値はしっかりとなっている。
【ロンドン市場】BOE,ECBは予想通り、ドラギ総裁会見待ち
ロンドン市場は、NY朝に行われるドラギECB総裁の会見まちとなった。
BOE及びECBは事前予想通り金融政策を据え置き。
この据え置き自体は完全に予想通りで材料視はされず。
ポンドは会合ではなく、次期総裁に指名されているカーニー現カナダ中銀総裁の議会証言に注目が集まった。
カーニー次期総裁は「非伝統的政策を脱却しなければならない」と量的緩和実施に否定的な立場を取り
これを受けてポンドが急騰。
ポンドドルは1.5660台から100ポイント跳ねて1.5760近辺に。
【NY市場】ドラギ会見を受けてユーロ急落
注目されたドラギECB総裁会見において、ユーロ圏の景気に関して、依然として下振れ懸念は残り、年前半までは弱い状態が続く可能性を示した。なお、年後半には回復軌道に戻るとしている。
また、注目のユーロ高に関しては、成長とインフレに影響がないか注視するとしている。
市場では総裁はユーロ高に言及しないという見方が広がっていただけにこの発言はユーロ高牽制と捉えられ
ユーロは対ドル、対円で急落。
ユーロドルは1.3560近辺から1.34を割りこみ、1.3380割れまで値を落とす展開となった
ドル円はユーロ円のウリで頭を抑えられたがその後値を戻すなど下値しっかり

2013年2月7日木曜日

2013-02-07


【東京市場】10年5月以来の94円台
前日海外市場からの円安傾向が加速。
ドル円は年初来高値を更新し、2010年5月以来となる94円台を一時示現した。
月曜日から火曜日午前にかけて一旦円安傾向が一服し、ポジションが少し整理されたことで逆に上がりやすくなった面も。前日発表された白川日銀総裁に任期を前にした3月19日付けでの辞任をうけて、新総裁の下での一層の緩和強化期待からの円売りが継続している。また、緩和期待での株高で、日経平均が一時400円超の上昇となったことも追い風に。
急速な円安の進行に関しては、海外当局の不満も警戒されるが、訪問中のIMFリプトン筆頭副専務理事が麻生財務相との会談で足元の日本の政策に対する支持を印象づけたこともサポート材料に。
【ロンドン市場】やや一服感
ドル円の94円台を一旦示現したことで市場ではやや一服感が出ている。
もっとも93円台中ばがしっかりと下値は限定的ユーロもユーロ円の売りが入ったことで調整ムード。
木曜日にECB理事会を控えており、上値追いに慎重姿勢が見られたことも、調整を誘った、もっとも、欧州債市場が落ち着いており、動きは限定的。
【NY市場】ECB理事会を前の調整も
ユーロドルが一時1.35割れまで調整に。
今月の総選挙を前にベルルスコーニ陣営が支持を伸ばし支持率トップの民主党との差を縮めていることなどもユーロ売りの材料とされている。もっとも、独報道官が、フランスのユーロ高牽制に対して、相場は市場が決める、ユーロ高はユーロ圏経済への信頼と発言し下値を支える格好に。

2013年2月6日水曜日

2013-02-06

【東京市場】朝方は92円割れも値を戻す

月曜日海外市場で円高が進んだ流れを受けて
朝方はドル円が一時92円割れを試すなど、調整ムードに。
同じく値を落としていたユーロも対ドルで1.35を割り込む動きに。
もっとも91円台での買い意欲は強く
すぐに値を戻して、その後はもみ合い。
調整の意識は残り、ユーロは一旦戻した後再び1.34台という動きに。
目立った材料というよりもポジション調整・作成がらみ

注目の豪中銀理事会は金利を据え置いて、瞬間買われたものの
声明で豪ドル高牽制と、追加緩和の可能性言及で下落。

【ロンドン市場】ユーロ反発、ドル円上昇

東京市場は頭が重かったユーロドルが反発
欧州株がプラス圏推移で懸念が後退。
月曜日に値を下げた要因となったイタリア債、スペイン債も持ち直し
安心感に。
ユーロ円も大きく上昇。

さらに、日銀白川総裁が任期を待たず3月19日に辞任との報道で
ドル円も急伸。
次期総裁はまだ未定も、金融緩和に積極的になる人物との見方が強いだけに
円売りの動きにつながって
ドル円は93円台回復をみせる動きに。

【NY市場】ユーロ高円安の動き強まる

ロンドン時間に報じられた白川総裁3月19日で辞任とのニュースの影響が続き
ドル円台93円台後半に。
ある程度予期されていた事態ではあるが
買い材料を探していた市場のニーズにぴったりはまった格好。

ユーロも上昇が続き、ユーロドルは一時1.36台を試す展開
IMFがイタリア銀3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀の
過去のデリバティブ取引に絡む巨額損失問題に対するイタリア中銀の対応を評価したことなどが
ユーロ買いの材料に。

竹中平蔵レポート「2013年 ダボス会議」


今年も1月末に、ワールド・エコノミック・フォーラム(WEF)の年次総会、いわゆるダボス会議が開かれた。今年のテーマは「ダイナミック・レジリエンス」。まさに、ユーロ危機によって疲弊した世界経済が、ダイナミックに復元力を発揮することを期待してのものだった。実は今年のダボス会議では、「アベノミックス」(自民党総裁 安倍晋三氏が提唱する経済政策)という言葉を世界の有力者も口にするなど、日本の存在感が久々に高まった点が特筆される。以下では、筆者なりに2013年ダボス会議の総括をしてみたい。

今回のダボス会議について、筆者が特に感じた点は3点ある。
①全体のトーンとしては昨年より楽観論が広がった
②日本経済への関心は予想以上に高く、かつアベノミックスに対する評価は極めて高かった
③日中の領土紛争に関する懸念が予想以上に強かった

まず世界経済全体に対する見方だが、昨年はユーロ危機が深まる中で相当に深刻な雰囲気が支配していた。「悲観」(Pessimistic)という言葉は避けながらも、「注意・懸念」(Cautious)という表現が飛び交い、ユーロ危機がいったいどこまで深まるか、固唾をのんで見守る雰囲気が強く支配していた。しかし今回は、あえて言えば「注意深い楽観」(Cautious Optimism)である。

この点に関し欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、2012年に多くの重要な決定がなされたことを指摘する。具体的に、昨年9月にECBはスペイン国債など無制限の買い支えを行い、資金の最後の出し手としての役割を果たすことを公表。これを受けるかたちで同月には、米FRBが量的緩和第3弾に踏み切った。さらに、欧州全体の預金保険機構を作ることも決められた。ドラギ氏は、実体経済はまだ良くなっているわけではないが、今年からこれらを実行に移すことで、よい方向が出ることに期待を表明している。

第二に、アベノミックスへの期待が極めて高かった点が注目される。ダボスには多くの有識者が集まるが、そのなかでも注目を集める論者の間で、安倍政権に対する高い期待が表明された。フィナンシャル・タイムズのウルフ氏は辛口の論客として知られるが、久々に日本に期待できる政権が登場したと持ち上げた。OECDのガリア事務総長、ハーバード大学のロゴフ教授なども、大きな期待を表明した。ドイツのメルケル首相は、円の切り下げにいささかの懸念を表明したが、ドイツ自身がユーロの低下で大きなメリットを受けていることを承知している出席者の反応は、冷ややかだったと言ってよい。そうしたなかで、気になる発言もあった。IMFのラガルド専務理事が、2013年のリスク地域はどこかという質問に、「Japan」と答えたことだ。当面の日本の財政拡大はよしとしながらも、中長期的な財政健全化が本当にできるのか、そうでないと大きな混乱が生じうる、と述べたのである。アベノミックスの今後の課題として、注視する必要があろう。

ダボス会議総括の第三点は、日中問題に対する世界的な懸念だ。これには、正直なところ筆者自身も意外な感があった。日本人の多くは、尖閣問題は厄介な問題ではあるが世界を心配させるような問題ではない、と考えているだろう。しかし世界から見れば、どうやら中国の対応も日本の対応も未成熟に映っているようだ。特に日本に関しては、経済の悪化がナショナリズムを高めている(ハーバード大学のナイ教授)との指摘がある。こうした点も含め、日本としては従来以上に冷静な対応が求められよう。

久々に日本の存在感が高く感じられたダボス会議・・・
次の課題は、この高揚感を経済の実績に結びつけることである。

2013年2月5日火曜日

2013-02-05

【東京市場】 振幅もドル円は92円台なかばがしっかりで限定的

前週金曜日に92円90銭台までと93円の大台を試す展開となったドル円。
週明け4日の東京市場でも朝方はしっかりの展開となったが、金曜日の高値を試すことができずもみ合いとなると、短期筋の調整をさそって92円台なかばまで下落。
もっとも、買い遅れ感が目立つ中で下がったところでは買い意欲も強く、調整のうごきも限定的に。その後は92円台後半でもみあった。

金曜日の雇用統計後に大きな振幅を見せたユーロドルはやや頭がおさえられる展開に。
雇用統計後に1.35台から1.37台をつけて1.36台と振幅を経てのレンジ内でのモミ合いだけに、大きな動意はなく、ポジション調整などがやや優勢な展開。

【ロンドン市場】 ドル円93円台に、ユーロは値を落とす

ドル円が一時93円台をつける動きに。
東京市場で92円台中ばがしっかりしており、買い安心感が広がった。
一方ユーロは頭の重い展開。
スペインラホイ政権に汚職疑惑が報じられていたほか、今月総選挙を控えるイタリアにおいて右派ベルルスコーニ陣営の支持率が上昇しているとの報道が懸念を誘った。
週明けのスペイン・イタリア債市場で利回リが上昇(国債価格が下落)、ユーロ売りを誘った。
ユーロドルは1.36を割り込んでストップロスを巻き込んで勢いが出る格好で値を崩し、対円、対ポンドなどでも売りに。

ユーロポンドはこれまでの上昇スピードに警戒感があり
調整が入りやすくなっていたこともあり、大きく値を落とした。
ユーロ円の売りにドル円も93円台を維持できず。

【NY市場】ロンドン市場の流れ続く

ロンドン市場の流れを引き継いでユーロドルの売りが目立った。
イタリア、スペインの政情不安から欧州株が軟調地合いになったことを受けて
米国株も値を落とす展開。
これを受けてユーロドルは1.35台ちょうど、ドル円は92円ちょうどトライまで下落
(東京朝にそれぞれ瞬間大台割れ)
調整の動きが強まる展開となった。
これまでの動きに対する警戒感などが
こうした調整の動きを後押しした格好。

2013年2月4日月曜日

2013-02-04


【東京市場】午後に92円台に
月初の東京市場は、円安が一段と進行した。
木曜日NY市場での円安の動きが継続し、朝方から円売りが強まった。
雇用統計前ということで、昼ごろに動きが収まる場面も見られたが
午後に入って再び円売りが広がり、ドル円は92円台をつける展開に。
ドル円は2010年6月4日以来の高値水準。
ユーロ円は125円台後半と2010年5月4日以来の水準。
ユーロは対円以外にも上昇。
ユーロドルは早朝に一気に1.36台乗せ、その後も高値圏で推移した。
注目された1月中国製造業PMIは下振れで豪ドルが急落。
その後発表されたHSBC製造業PMI改定値が改善したことで持ち直す場面もあったが、戻りは限定的で
頭の重い展開となっている。
【ロンドン市場】92円台維持
10年6月以来、32ヶ月ぶりの92円台を維持してもみ合いに。
雇用統計直前ということで
大きな動きは手控えられており
ロンドン朝に高値をつけてからは、上値進行も抑えられているが
戻りは限定的という展開に。
独・ユーロ圏のPMI確定値が、速報を上回ったことで
ユーロは東京市場から見られた上昇基調が継続。
【NY市場】雇用統計は予想より弱めも、その後円安傾向強まる
注目の米雇用統計は予想より弱めとなり
ドル円が91円台に落とされるなど、
瞬間はドル安円買いに。
最も、前回値、前々回値などが上方修正されており
押し目は限定的。
その後は、米株が上昇する動きを見せたこともあり
ドル円、クロス円はしっかり…。
ISM製造業が好結果となったことも、こうした株高円安の流れを後押しし
ドル円は引け前に92円90銭台と、93円を試す動き。
ユーロは雇用統計後に1.35台を付けたものの
その後の上昇で1.37台をつけるなど振幅激しい展開に。

2013年2月2日土曜日

ユーロ高、痛し痒し…

EUR/USD(Day)
ECB が実質的にソブリン債、ひいては単一通貨ユーロ の後ろ盾となったことに大いに助けられ、銀行の経営状態は数カ月前に比べて明らかに好転している。問題は、銀行と国家の借り入れが容易になったのに、市民と企業は恩恵にあずかっていないだ。 

銀行がLTRO資金の返済を急いだことが一つの証左だ。ECB は25日、2011年12月実施のLTROについて278の銀行が合計1372億ユーロ を早期返済すると発表し、30日に実施された。 この額は市場の予想を大幅に上回り、銀行自身の資金調達環境が安定化していることを示した。しかし早期返済は、それ自体が金融システムから流動性を引き揚げるという逆説的な影響をもたらす。 

銀行間貸し出し金利であるEURIBORにこの影響がはっきり見て取れる。3カ月物EURIBORは0.23%に上昇。一見すると微細な変化だが、年初に比べると20%も上昇している。絶対的な数値は大きくなくても、経済のファンダメンタルズに照らして正当化される動きではない。

 気掛かりなもう一つの問題はユーロ高で、対ドルで年初来2%以上、昨年8月以来では12%以上、それぞれ上昇している。ここでもECB のあからさまな「保証」政策が逆説的に現れている。市場の信頼感を高めることで、金融環境の引き締まりを招いているのだ。ユーロ圏の輸出企業は危機感を感じるだろう。特に競争力で劣るポルトガルやスペインなどは、通貨の増価ではなく減価が必要な状況だ。 

圧力の緩和は望めそうもない。米連邦準備理事会(FRB)は拡張的政策の継続を発表し、日銀 は従来より高い物価目標を公表して資産買い入れの拡大を計画。近年で3度目の景気後退が視野に入る英国では、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が追加緩和を行う可能性が十分ある。

 仮にECB が金融緩和で対応したり、口先介入でユーロ 相場を押し下げれば、楽観論と各国中銀の緩和によって沸き立ちつつある世界市場にとって差し引きで好影響をもたらすだろう。 とはいえ、ECB 当局者の口ぶりを聞いても、過去の実績を見ても、いかに経済への打撃が大きくとも早期利下げは期待できないようだ。

ECBが行ってきたのがユーロ の救済だとすれば、それは痛みを伴い、不和を生じさせ、ECB自身に安全地帯から大きく踏み出すことを強いた。 これは欧州の実体経済にとって、今後もなお痛みが続くであろうことを意味している。

2012年5月9日水曜日

新たな火種

 9日のニューヨーク外国為替市場では、スペインへの懸念が広がったことやドイツの 国債入札が低調な結果にとどまったことで、リスク回避の動きに更に拍車がかかった。 

ドイツ政府がきょう実施した国債入札で40.32億ユーロを調達したが、目標の50億 ユーロに達せず、需要の弱さを示した。 ドイツがコントロールしている欧州で反乱が起き、危機が深刻化。ドイツへの信頼が 落ちている。ユーロが崩壊するとのシナリオも浮上しており、今後の欧州の展開に注 
視が必要か。 

5月31日のアイルランドの国民投票や16日に予定されているオランド新仏大統領とメ ルケル独首相の会談など、不透明感も多い。 

・ドル・円は上値の重い展開。一目均衡表の雲の下限水準80円10銭を割り込んだこと から、重要な節目である200日移動平均水準である78円43銭も視野に入る。 

・ユーロ・ドルは下値を探る展開が継続。転換線で基準線である1.3108ドルを割り込 んだことから、下値を探る展開か。 

・ユーロ・円は米株価指数先物の下落に連れてリスク回避の円買いが加速。重要な節 目である200日移動平均水準の105円30銭を割り込んだことから、中期的な弱気相場に 入った可能性がある。 





2012年5月5日土曜日

米国では、雇用情勢の回復ペースの鈍化が明らかになったことで、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦制度準備理事会(FRB)が追加緩和に踏み込むかが焦点となっている。バーナンキFRB議長はこれまで、雇用の大幅な拡大を維持するには緩和策が必要との認識を示しており、労働市場が好調だった年初においてもハト派姿勢を崩していない。また、前回FOMC会合後の会見では、必要に応じて追加措置を講じる用意があると述べ、追加金融緩和策の可能性を残している。あさって10日には、シカゴ地区連銀の会合でバーナンキ議長の公演が予定されており、次回のFOMC会合に向けて追加緩和の可能性が示唆されるかが注目される。

欧州では、6日に実施されたギリシアの総選挙で、緊縮財政措置の遵守を誓約していた連立与党が過半数151議席を確保できなかったことで、無政府状態に陥る懸念が高まっている。第一党のサラマス新民主主義党(ND)党首は、7日からの3日以内に連立政権をまとめる必要があるが、第二党の反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)以外の野党と連立政権を模索したものの、すでに交渉が決裂したことを明らかにした。今後の組閣の責務は第2党のSYRIZAに移るが、まとまらない場合はパプリアス大統領が挙国一致内閣の組織を目指す。すべての試みが失敗に終わった場合には、約3週間後に再選挙が実施される。

再選挙になった場合、早くて5月16日に告示され6月10日に実施される可能性があるが、その場合は有権者の票がいっそう急進左派連合や極右政党に流れる可能性が強まる。ギリシャ議会は、6月に欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)の支援と引き換えに2013年および14年に実施する110億ユーロ超の追加歳出削減について採決することになっているが、少数政党の台頭は、国際支援を得るための緊急策が承認される可能性を狭めるだけでなく、ギリシャがユーロを離脱する可能性を強めることになる。



2012年1月15日日曜日

13日のNY市場でユーロは急落した。ロンドン市場でイタリア債の入札が期待ほどは順調でないとの見方から売られ、NY市場に入るとユーロ圏諸国の格下げ観測から下げ幅を拡大した。ユーロドルは東京市場で付けた高値1.2878近辺から250ポイント低下した1.2624近辺と2010年8月以来の水準まで下落し、ユーロ円は同じく、98.80近辺から2000年12月以来の水準となる97.20近辺まで下げ幅を広げた。下げ渋った後も軟調な展開となっている。NY引け間際にS&Pは格下げを発表したがその時点での反応は鈍かった。
ポンドや豪ドルもドルと円に対して急落したが、こちらはやや値を取り戻している。ドル円はユーロドルのドル買いに押されて77.00近辺まで上昇し76.90台に伸び悩んだものの、その後も堅調に推移している。ドル指数は2010年9月以来の水準まで上昇した。
一部報道は、格付け会社S&Pが13日中にもユーロ圏諸国の格付け引き下げを発表すると述べた。フランスとイタリア政府関係者は、それぞれ格下げの通知を受けたことを明らかにし、その後、S&Pは9カ国の長期債格付け引き下げを発表した。フランス、オーストリア、マルタ、スロバキア、スロベニア(ここまでが1段階下げ)、キプロス、イタリア、ポルトガル、スペイン(4カ国が2段階下げ)の9カ国で、ベルギー、エストニア、フィンランド、ドイツ、アイルランド、ルクセンブルク、オランダの7カ国は格付け確認で維持された。ギリシャは「CC」と最低ランクなので今回の見直しには入っていなかった。また、ドイツとスロバキアの見通しは安定的で、その他14カ国はネガティブとなっている。
また関係筋の話として、ギリシャの債務交換協議は休止し合意に向けた楽観論が後退しているとの報道もあった。18日には協議が再開する公算が大きいとしているが、こちらも来週の火種となりそうだ。

下落するユーロ円

2011年11月14日月曜日

イタリア新政権成立に向けて、リスク懸念後退

【東京市場】 値動き限定も、ドル円はじり安
値動きが限定的で、もみあいに。ドル円は77円台半ばを一時割り込むなどやや頭の重い展開。ただ、77円台半ばには、これまで節目で見られた日銀による覆面介入を疑わせる買い注文が入っておりそこから下への動きには慎重な姿勢も。株式市場が回復を見せておりリスク懸念は後退しているが、NY市場が祝日でお休みとなる中大きな動きを出すまでの勢いはなかった。
【ロンドン市場】 取引手控えムード
米国市場が株式は開いているものの債券がお休みで、為替も基本的にお休みとあって全般に取引手控えムード。海外市場に入って、ドル円が77円台半ばの買いが引っ込んだ形で77円台前半での推移と、頭の重さを見せたのが目立った程度。ベルルスコーニの辞任が決定的なイタリアは週末の予算法案採決などをまえに動きが出ず。
【NY市場】 基本的には休場
基本的には休場となる中、ドル安ムードが強まった。ユーロが、イタリアの新政権発足間近という動きをうけて対ドルで買いが出たほか、ドル円の売りも継続され、77円05銭近辺まで値を落とすなどドルは全面安基調に。
【週明けの市場】
週末、伊ベルルスコーニ首相の辞任とモンティ氏の首相指名が行われたことを好感しユーロは対ドル、対円で上昇して始まった。ユーロドルは一時1.38台を回復するまでに買い進まれたが上値からは利益確定売りも出て、神経質なもみ合いに。ドル円は77円台前半でもみあい
【ここからの見方】
イタリアに市場の焦点が移る中モンティ氏の新首相指名でどこまで懸念が後退するかが焦点。懸念事項が一つ片付いた形で、週明けのオセアニア市場でユーロドルが1.38台をつけるなどユーロ買いの動きが強まったが、その後値を戻す等、神経質な展開が続いている。欧州に関しては、一時期に比べ懸念が収まっているが、要人発言などで値を崩す可能性があることもあり、大きな買い上げには慎重な姿勢がみられる。ユーロの戻り売りという流れが継続しそうだ。ドル円は日銀の覆面介入期待もあり、下値はしっかりとなっているものの介入警戒が後退する海外市場で値を落とす展開が続くなど頭が重い展開が続く。実際の介入に踏み切れるかどうかが焦点となる。

2011年11月11日金曜日

イタリア情勢に神経質な展開が続く中ベルルスコーニ首相が総選挙の意向を後退させたことや入札が目標をクリアしたことなどでイタリア債価格上昇(利回り低下)が見られユーロの買い戻しも。もっとも、強い買い戻しの勢いはなくNY市場ではもみ合いに。

【東京市場】安値もみあい

イタリアへの懸念拡大によりユーロ安株安が進んだ後を受けての10日の東京市場。日本も含めアジア株はのきなみ大幅安となり、リスク懸念は依然強い中、為替市場の反応は限定的なものにとどまった。ユーロは朝方対ドル、対円で売りが強まり、前日海外市場の安値を割り込むところまで値を落としたものの、ユーロ円の105円、ユーロドルの1.35という大台を割り込むことが出来ず、短期筋の利益確定による買い戻しに下値が支えられる展開に。今晩の海外勢の出方待ちという意識が強く、大台を割り込んで売り込むような大きな動きにはつながらなかったもっとも戻りも鈍く、地合は依然弱い。

【ロンドン市場】リスク回避一服 イタリア債は7%割り込む

リスク回避の動きが一服。懸念のイタリア債に関しては、一昨日の売りが証拠金引き上げ措置による影響が大きかったこともありその影響が薄れた昨日は買い戻し機運に。さらに、ベルルスコーニ首相が解散総選挙の意向を後退させたことなどがイタリアへの懸念低下、ユーロの買い戻しをさそった。イタリア債の入札もなんとか目標をクリアと行ったところでユーロ買いに寄与。英中銀は金融政策を予想通り据え置き、こちらは材料視されず。

【NY市場】S&Pがフランス格下げと誤報

S&Pがフランス格下げと誤報。すぐに訂正したが、格下げの準備に入っていて準備稿がでたのではとの思惑などがユーロ売りを誘った面も。S&Pは格付の安定見通し維持を表明あくまでシステムエラーとしている。イタリア債も落ち着いていたが、S&Pの余波か買いが盛り上がらずもみあいに。

【ここからの見方】

週末、今日はNY休みと言うこともあって一旦は様子見ムード。もう一段の戻りが出るようであればユーロ売りもおもしろそうであるがこの水準で無理にポジションを作らなくてもと言う意識も。

2011年11月10日木曜日

一難去って、また一難

20111110

政治混乱と、それに伴う緊縮財政政策などの遅れが懸念されたことからじり安になっていたイタリア国債は、昨日大手債券取引精算会社のLCHクリアネットがボラティリティの高まりや、流動性の低下を理由に取引証拠金比率の引き上げを発表したことから、大きな節目と見られていた7%台に乗せ、一気に7.45%付近まで上昇した。
 これまでEUに財政支援を仰いだギリシャ、アイルランド、ポルトガルの3ヶ国は10年物国債利回りが8%程度まで上昇した時点で支援を要請する、というパターンを繰り返している。
ただしイタリアは、ギリシャなどとは少し事情が違う。債務残高の規模自体は、日本、アメリカについで世界で3番目に大きいのだが、対GDP比で見ればギリシャの約160%と比べると128%程度。そして一番の違いは、イタリアのプライマリー・バランス(基礎的財政収支)は黒字になっている、ということだ(=新たな借金は生まれない)。
 しかし、プライマリーバランスが黒字だからと言って安心はできない。新たな債務は生まれなくとも、これまでの債務(国債)の借り換えに必要な利払いが増えてしまえばその分だけ債務が増えたのと同じことになるので、今のように2年物から30年物まで押しなべて7%を越える利回りとなっている状況が続けば、来年大量に償還期限を迎える国債の借り換えで、これまで以上の利払いの負担が生じることになって、最終的な財政赤字は増えることになる。
 そして、もう一つの不安材料が、ユーロ圏全体の成長見通しがこれまでよりも大きく引き下げられていることだ。当然景気が悪くなれば、税収が思ったよりも少なくなる。
こしたことが重なってイタリア国債を買いたいという投資家がいなくなってしまえば、ECBが無限にイタリア国債を買いでもしないかぎり、相場は崩れ、金利が上がってしまう可能性がる。そうなると、売るつもりがなかった投資家でも、相場が下がることで評価損が膨らんでイタリア国債を売らざるを得ない状況に陥ることになります。
 金融市場では理由の如何を問わず、相場の動きそのものが次の相場を決定してしまうことが多々ある。イタリア国債もそうならないとは誰も言えない。

2011年11月9日水曜日

久しぶりの更新。


ロンドン市場でドルは円を除く主要通貨に対して買われた。
ドルインデックスは76後半から77半ばに上昇している。イタリア債に投売りが入り10年物国債利回りは7.4%台とユーロ導入後の最高水準を更新、市場のリスク回避色を強めた。上昇して始まった欧州株も大きく値を落とす展開となった。ユーロドルはロンドン市場に入って1.37台後半から1.3620台まで下落し、豪ドルやポンドも値を落としている。ドル円は方向性なく、77.60台を中心に小動きに推移した。
欧州の清算・決済機関LCHクリアネットは、イタリア国債取引の証拠金比率を、9日の取引終了時点から引上げると発表した。同報道を背景にイタリア債は取引開始から売られ、利回りは上昇した。ECBがイタリア債を購入したようだが、価格の下落は止まらず投売りが入って一時、値段が付かない状況だったようだ。
また、2年債金利が10年債金利を上回り、長短金利が一時逆転した。長短金利の逆転はユーロ導入以来初で、EU・IMFから金融支援を受けているギリシャやアイルランド、ポルトガルも支援要請する前に長短金利の逆転現象があった。市場は、金利が7%超えたことで「持続不可能」水準に入ったと見ている。ギリシャ債に続き、債券を保有する金融機関などの民間債権者の財務状況が懸念される。
【ここからの見方】
ユーロドルが長いレンジからようやく放たれた感じ。ユーロ円の戻ったところを丁寧に売りたい。

2011年8月11日木曜日

急騰する「金」、急落した「銀」


FRBが異例の低金利を少なくとも2013年半ばまで継続する公算が強くなった。また、欧州銀の破綻の噂や仏国債の格下げの憶測などが市場に不透明感を与え、株価も各国で大幅に反落する中、金には安全資産買いの資金が流入、12月限は一時1800ドル台に上昇するなど最高値更新の動きが続いている。


<フライ・トゥ・クオリティ>と呼ばれるように、他の投資リスクが高まったときに、絶対的価値のある金に投資資金が逃げる。現在の金相場上昇の原因は「ソブリンリスク」だ。ソブリンリスクとは国に貸したお金が返ってこないのでは、というリスクのことをさす。世界的に国の財政赤字が膨らんでおり、実体経済に対して負債が増えすぎているのである。

金相場への流入は、個人投資家よりは機関投資家に顕著に見られるため、投資資金が莫大だ。それが金相場の高騰を招いている。本来、ソブリンリスクは金融危機の観点からも解消されるべきだが、EUやアメリカにとってはメリットもある。日本の<失われた10年>を研究した結果、デフレがいかに国内経済へ悪影響を与えるかを学習した。そのため、ソブリンリスクを利用してユーロ安・ドル安に誘導、国内のデフレ回避策と考えたのである。つまりEUやアメリカが通貨安を政策として行う限り、ソブリンリスクは解消されず、金相場への投資資金流入は続くのである。

これに対し銀相場はどうなのだろうか。銀は金よりも工業需要が多い金属である。金よりも電気抵抗が低いため、電子部品や太陽電池などに多く使用されている。それでも銀は他の金属に比べ、価格上昇はあまり見られなかった。しかし昨年10月くらいから上昇を始め、今年4月に高値をつけたが、5月には大暴落した。理由は来年に大統領選挙を控えるオバマ大統領が、銀の先物取引における証拠金を引き上げたからである。

なぜ、証拠金を引き上げたのか?先物市場では様々な商品が価格上昇をつづける中、石油の上昇も顕著だった。しかし、石油価格が上昇を続ければ、国内経済の観点から現職の大統領にとって大きなマイナスとなる。直接、石油相場に手を入れることは露骨なためやらなかったが、先物市場での価格上昇の象徴ともいえた銀相場に手をつけることで、先物市場全体への波及効果を狙ったのだ。今後も石油価格のコントロールのために銀相場の証拠金を上げる可能性は高い。ちなみに金の証拠金引き上げについては世界中の中央銀行が保有しているため、聖域として手はつけられない。つまりは金相場の高騰はしばらく続きそうである。


2011年6月18日土曜日

2011-06-20 ~ 06-24 一段の円高注意

EUR/USD 日足
USD/JPY 日足
今週はギリシャ支援問題の不透明さからユーロドルは大きく下げに転じている。ギリシャ債償還に対する民間債権者の関与に関して強行な姿勢を示していたドイツがフランスやECBに対して譲歩の姿勢を見せたことから、ユーロも下げ加速とまではならなかった。ドイツは償還債券の7年債への借り換えを主張していたが、ギリシャ債のデフォルトにあたり、仏、ECBは難色を示していた。仏、ECBは民間債権保有者が「自発的」に新発債へのロールオーバーに応じるウィーン・イニシアティブの方式を軸とする処理を主張していたが、これをメルケル独首相も受け入れた格好だ。

デフォルトとなれば市場が混乱するることは必至で、ECBもギリシャ債を担保として受け入れることが出来ない。そうなればギリシャの金融機関に対する資金供給へも大きな支障が出ることになる。もちろんギリシャ債を保有している独仏の金融機関にも大きな影響を与え、両国ともそれは避けたかったようだ。

しかし、政府から促されるロールオーバーの処理が、本当に「自発的」かという疑問も残り、デフォルトにあたらないのかどうかは未知数。格付け会社の一部にはデフォルトと見なすとの見解も出ているが、この辺を最終的に確認できるまでは要注意ではある。また、徹底したギリシャの財政再建が支援の条件だが、ギリシャ国内では大規模なデモやストが実施されており国民の不満も強い。内閣改造を行ったパパンドレウ政権が完全に実行できるのか不透明な部分も多く、更にインフレや景気減速がギリシャ経済を圧迫しそうな雰囲気もある中、まだまだ前途多難な状況に変わりはない。ユーロは引き続き警戒感を持って見て行くべきであろう。

さて来週だが、EU財務相会合、EU首脳会談が予定されており、ユーロの下値には引き続き警戒したい。またFOMCも控えている。今回も2日間のFOMCということで、バーナンキ議長の会見も予定。ただ概ね変化はないものと見られ、可能性の高いシナリオとしては、6月末での国債購入の打ち切りを表明、しかし、出口戦略への舵切りもなく、保有債券償還分の再投資といった緩和姿勢は継続を示唆。しかし一方で、追加緩和第3弾(QE3)までは踏み込まないといったところか。

FRBは直近の回復軟化は一時的と位置づけており、7、8月のデータを待ちたい構えだ。しばらくは現状を維持し、様子見姿勢を示すことが予想される。議長が会見で偏った発言をしない限り、一時的な反応で通過するものと思われる。ドルもユーロも買えない状況なら、若干円高の動きには注意したい。

2011年6月11日土曜日

2011-06-13 ~ 06-17 波乱含み

EUR/USD DAY
序盤は先週の流れを引き継いでユーロ買いが先行したが、後半になって急速に調整売りが強まっている。市場に対する警戒感が強まったためで、ユーロドルは1.47近くから1.43台前半まで急降下した。

きっかけはECB理事会後のトリシェ総裁の会見だったが、インフレに対する強い警戒を示し、7月利上げを強く示唆したためだ。7月利上げ自体は既に十分織り込まれている面が強く、景気減速懸念が強まるようならば、インフレ期待の後退と連続利上げ期待の後退がユーロのリスクシナリオとし浮上するからだ。

さて来週だが、波乱含みの可能性に注意したい。米景気減速懸念が強まっているが、新興国でも資源国でもないEUが、米経済にデカップリングするとは考え難く、来週発表になる米指標、そして、中国の一連の指標次第では、ドル以上にユーロが売られる場面も想定される。

FRBによる量的緩和第3弾(QE3)への期待も出て来るであろうが、ダドリーNY連銀総裁は直近の軟化の要因として、悪天候や日本の震災の他に、商品相場高騰に言及していた。商品相場高騰については、一部連銀総裁から、FRBの緩和策が要因の一部となった可能性を認める発言も出ている。更なる追加緩和となれば、インフレを加速させ、事態をより悪化させる懸念もある。

FRBは今回の軟化を一時的と位置づけており、下期は回復が加速すると見込んでいる。そのため、7、8月の指標を確認したいようだ。よって直ぐにQE3を示唆することは無いだろう。またユーロにとってはギリシャ問題が依然として燻っている面が大きい。

独議会がギリシャ支援を採択したのだが、その条件に民間債権者の関与を入れている。民間にも一定の責任を負ってもらおうというものだ。返済期限延長や自発的な借り換え受諾などだが、格付け会社はその場合はデフォルト、もしくは信用事由にあたる可能性を示唆。これまでギリシャ債を買い支え保有しているであろう(未公表)ECBも、デフォルトとなれば受け入れることができず、民間関与には反対姿勢を示している。

EUは6月20日を支援正式決定の日取りとしているが、支援者間での意見の相違から、それまでに波乱含みの展開も警戒される。その状況下、5年物ギリシャ国債のCDSスプレッドは1561と過去最大まで悪化した。

2011年6月5日日曜日

悪化した米雇用統計

新ギリシャ支援がひとまず合意されたことで、市場の関心は欧州債務問題から米景気減速懸念に移りつつある。米景気減速はイコール世界経済の減速と考えている市場参加者が多いからだ。。直近の米経済指標が弱く、不安は高まりつつあったが、週末の米雇用統計で更に増幅した格好となった。ただ、今のところ市場は過敏な反応は見せておらず、二番底や米追加緩和第3弾(QE3)を視野に入れるまでには至っていない。一時的な減速なのか、それとも後退への序章なのか、次の展開を見守る必要があるようだ。

さて来週だが、今週の流れからユーロは上昇トレンド回復の兆候が見られている。ギリシャ問題が無難に通過し、欧州債務問題に対する市場の関心は「一時的」に薄れ、利上げ期待からユーロドルは1.50を目指す可能性がある。来週はECB理事会が予定されており、今回は据え置きが有力だが、トリシェ総裁の会見でインフレ警戒を顕示し、7月利上げに向けて整えて来る可能性が高い。

しかし一方で、7月利上げ自体は既に十分に織り込まれている面も強く、景気減速懸念が強まるようならば、インフレ期待の後退と年内の連続利上げ期待の後退が、ユーロのリスクシナリオとしてあげられる。行過ぎた上昇には注意を払いたいところ。
ドル円に関しては80円が目前に迫ってしまった。やはり円安でもドルが弱ければドル円の上は難しい。80円の大台を一旦割り込む可能性も出てきたが、一方で80円割れでの買い意欲も強く、揉み合いも想定される。あとは景気の先行き次第だが、押し目買いは控えたほうが得策か。
ドル円、クロス円ともにしっかりと戻ったところを売っていきたい。

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