ヨーロッパでも高熱の影響を受けたとしか考えようのない遺跡がある。スコットランドには考古学的にもいまだ謎のガラス化した砦跡が数多く存在する。1880年に当地を調査したエドワード・ハミルトンによれば、その数は60以上にものぼるという。
なかでも有名なのはライニー付近、タップ・オノスの丘上にある先史時代の遺跡である。砦を囲む塁壁の石が近くで見ると、原因不明の高熱でガラス化しているのがわかる。明らかに熱により変形し、溶解している。その後、ロンドンの自然史博物館の科学者チームが調査したが、やはり原因はわからなかった。こうしたガラス化現象が起きるにはセ氏1100度以上の高温が必要だが「事故による火災が原因ではない」と結論している。
なぜスコットランド一帯の限られた地区に高熱破壊されたとおぼしきガラス化砦が集中しているのだろうか…
より大きな地図で タップ・オノス を表示
0 件のコメント:
コメントを投稿