さて来週だが、今週の流れからユーロは上昇トレンド回復の兆候が見られている。ギリシャ問題が無難に通過し、欧州債務問題に対する市場の関心は「一時的」に薄れ、利上げ期待からユーロドルは1.50を目指す可能性がある。来週はECB理事会が予定されており、今回は据え置きが有力だが、トリシェ総裁の会見でインフレ警戒を顕示し、7月利上げに向けて整えて来る可能性が高い。
しかし一方で、7月利上げ自体は既に十分に織り込まれている面も強く、景気減速懸念が強まるようならば、インフレ期待の後退と年内の連続利上げ期待の後退が、ユーロのリスクシナリオとしてあげられる。行過ぎた上昇には注意を払いたいところ。
ドル円に関しては80円が目前に迫ってしまった。やはり円安でもドルが弱ければドル円の上は難しい。80円の大台を一旦割り込む可能性も出てきたが、一方で80円割れでの買い意欲も強く、揉み合いも想定される。あとは景気の先行き次第だが、押し目買いは控えたほうが得策か。
ドル円、クロス円ともにしっかりと戻ったところを売っていきたい。
ドル円、クロス円ともにしっかりと戻ったところを売っていきたい。
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